ドン・ノーマン博士

今日は、慶応大学の湘南藤沢キャンパスに、ドン・ノーマン博士の講演を聴きに行ってきました。ドン・ノーマン博士は、今お世話になっている先生の恩師。「家族旅行で来日中だけど非公式な講演をするので興味があれば参加すべし!」と、認知科学関係者にお知らせが回ったので、ノーマン博士ファンのnobiさんを誘って、馳せ参じてきました。

講演の後、研究室の仲間と湘南台でお茶。

こっから以下は、そんなお茶会でのワシの想い。

ワシは、「ロボット」と言う言葉は広義すぎて、なぜか希薄に感じるので使わない。一応ロボット三原則は知っている。そして、ロボットらしいロボットは産まれてこないだろうとも思っている。人を手助けするインテリジェントな機械であり道具がロボットに近いものなんだろうと思う。

そして、それらは、ある日ずる賢くなるのだろうと危惧している。

予測機能が成熟して来た時に、「意図的に情報をユーザーに伝えない方が良い事象」が機械に学習されてしまった時、機械が嘘を学習し始める第一歩なんじゃないだろうか。

また、様々な処理してくれる機械が発展しすぎると、その機械の処理アルゴリズムを作るに至った経験を生み出した環境に、将来の人類が暴露される機会が減るのかと思うと、人類の発展に天井が見え始める気もする。

いろいろ考えた事の片鱗しか載せられないけど、考えさせられる一日でした

悪夢復活

やっと課題終わった
なんか、いくつも課題が出ているが、すっかり忘れているものが無いかどうか不安

また課題やり忘れて、単位落として、
「チミ、卒業できないと入社取り消しだよ」
の悪夢が。

ワシ、学部の時は数学だったけど、だいぶ趣向違うねぇ!

議論霧散

う”~ん。
今宵の定例チャットde議論の担当だったが…
準備不足で議論霧散… orz

共通の認識を持たないで議論してはダメね。
定義付けをしっかりしないのは失敗でした。

でも、何となく分かったのが、見えない環境システムの影響の強さ。
そして、結局は個体の性格。

会社の認知先輩(こんな呼び方でいいのか)が言っていた、
「結局、人間の性格の種類って、占星術にある星座数だったりするんですよ」
という言葉を思い出す。

今日の議論をしながら、マンネリを嫌う、閉塞感を感じる、安定を好む、知らずと変化する等、いろいろ話があがった。やはり「性格」が意思決定に大きく関わっていて、意思決定への自由度も性格だし、その自由度のある環境を選択したのもその性格だし…と感じた。でも、その性格を育んで来たのは環境だし…。難しいのぅ。変化を選択した決定が、また性格を形成しているわけなのだし。

「じゃあ性格って? 」って所に、実は自分の研究課題がある訳で。

未熟者が背伸びをすると混沌を来すの、いい例でした
ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ
穴があったら,入りたいです

この疑問、磨き直して出直してきます
でも、勉強になりました
先輩方に感謝

記憶探索

首を寝違えてしまい、昨日の運動会の疲れもたまってたので、久々に家にいた週末。
来週は色々と準備があるので、備えないと。

写真アルバムを、自分がどういう想起をしているのか意識的に観察しながら眺めてみた。

写真は6年半前の長男の出産の日に、仕事で徹夜してそのまま嫁さんの実家に向かう車中からQV-10Aで撮った写真。東京駅への移動が激しく辛かったな。4時間後、病院に到着してそのまま嫁さんの隣の陣痛ベッドで熟睡してしまったな。

出産後、1週間くらい嫁さんの実家に滞在したけど、実家と病院で仕事をして、病院のISDN公衆電話からデータを上司に送信してた。激務だったけど、だから何でも耐えられるようになった様な気がする。

うーん。あまり種明かしできない。

鳥竹美味認知会

焼き鳥
(写真は再利用)
論文投稿&呑み会、お疲れさまでした。
今日は鳥竹で、研究室(yanagim’otさん、babaさん、ikuyoさん、ikkoさん)で呑み。
今朝が大会の論文投稿の締め切り日だったので、皆さん赤い目をしておられました。

研究から論文への仕上げ方とか、めさくさ役に立ちました。

1年後に自分が苦しんでるであろう状況に遠い目をしながら、1年後にこんなに頼れる先輩が居ないのに少し悲しみを先取りしました。同時に、1年後には頼れる先輩にならねばと、褌を締め直した次第でありますです、ハイ
自分の場合、尊厳を守る唯一の方法は自分の信じた道を120%努力して進むこと

新しい概念

なぜかフランス語で死刑制度の話しに。フランスでは死刑制度は無いそうだ。
EUに加盟するには死刑制度廃止が条件の一つで、トルコでは廃止が決定されたそうとのこと。

フランスでは、12人の陪審員を無作為に市民から抽出するとの事。1回は拒否権があるが、陪審員になるのは市民の義務であるため、召還すると基本的に断れないとの事。

先生曰く、陪審員になると、ひどい犯罪者に死刑を与えても与えなくても罪悪感を感じると。人の命が自分の手の中にあると、絶対に前日は怖くて眠れないだろうと。

死刑制度反対か肯定かは、まだ答えは出ないけど、国民一人一人が裁きに参加する際の陪審員への負担と言う概念が無かった。常に裁きの傍観者の立場からの被害者に対する同情だった様な気がする。

「人の純粋認知システムだけに注目せず、統御システムと環境システムの影響も考慮するべきだ」とノーマンに言ったコールの提言を体験した。

バタン、キュ

大学院の集中スクーリング、疲れた..。
3日間、学校に缶詰。

研究室の同期は、大学の先生だったり、企業のユーザビリティテスターだったり、ロボットのデザイナーだったり、医療関係車だったりと多種多様。

楽しくなりそうで、楽しみ。
だけど、普段使っているのとは違う脳の筋肉を使ったおかげでクタクタ。

新幹線で新横浜に着いたら、なんか痛々しい女の子達でごった返してるし。
どうやら何かのコンサートがあったみたい。

疲労って蓄積するのだなぁと体感。
蓄え積もるとはよく言ったものだ。

そして明日から、仕事 orz…