むかしの味 (新潮文庫) | |
池波 正太郎
おすすめ平均 |
今、通勤電車で読んでいるのがこの1冊です
池波正太郎の歴史小説を読んでいると、江戸時代の食の描写が綿密で、最近は江戸時代の料理でもしてやろうかと言う気になってた
それと同時に潜在意識のどこかで、B級グルメである「洋食」だけど一体どこの国の料理だか分からない昭和の洋食にも興味があった。そんなわけで強力粉を使った昭和のカレーとか作ってる。
その2つの魅力を同時に持っているのが、同氏著の「むかしの味」
こりゃあ面白い。
昭和の洋食の描写もそうだけど、戦前、戦後の食卓の経済事情や、都市経済等も読み取れる
昭和56年に連載された本書は、同氏が愛した戦前の味を守っている店の数々を色々紹介してて、ぜひ訪問したくなる気持ちを抑えることができない。片っ端から調べて、一度行ってみたいと思います。
しかしこの本、朝の通勤時間から腹が減ってしょうがない 🙂