葬式

暑かった。今日は「優秀、優秀」と褒めるのが口癖の豪傑な大叔父の葬式。
親族一同が八王子に集結するが、ほとんど関西の人ばかり。吹田の家でやった方が良かったんでは。

この豪傑大叔父さん、帝大時代の東大で飛び級した変わり者だそうな。その在学中に学徒出陣で大陸で馬に乗って戦ってたとのこと。毎年終戦日には仲間と敵にも手を合わせてました。神風特攻隊の教官だった爺様も4年前に大往生し、「戦争を知ってる世代」が確実に消えていっているのだと実感。

まだ学生の、遠い親戚もチラホラ来てました。無礼が目立ち「最近の若いものは、焼香あげる前に礼もせんと…」と思ってたが、本当にダメなのはしつけてない親ですな。とか思ってる自分は、もうおっさんですね。

刺すような太陽光の中を歩いていると「異邦人」を思い出しました。
帰りに西瓜を丸ごと一つ買い、大叔父さんへの手向けに豪快に食す。

「葬式」への1件のフィードバック

  1. なんだか、いいハナシですな。
    tsuさんの文体になぜか大昔に読んだ「路傍の石」などを思い出してみたりして。

    今日はマイケル・ムーアの「華氏9/11」を見て来たりして
    ちょっとシンクロニシティ

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