玄箱 debian化

最初は「samba 3.xのソースを落として、自分でコンパイルするか」と思ったけど、いくつか不安点が。
– 玄箱付属のWeb管理ツールも使えなくなるんでは
– webminインストール面倒くさい
– 今後の管理も面倒

つうことで、debian入れる事にしました。
玄箱用のdebianバイナリキットは、玄箱うぉううぉう♪さんからダウンロード。

で、
apache 1.3.33-2
samba 3.0.10-1
webmin 1.160-2
の構成で、ファイル共有と管理をしています。

以下、自分のメモ。Macな方で、玄箱debian化する人はご参考にまで。

EMモードで、ハードディスクのパーティッション作成&初期化
# /sbin/mfdisk -e /dev/hda
# sh /sbin/mkfilesystem.sh

EMモードのまま、FTPでdebianの玄箱バイナリをshareにputし、/mnt に展開
# cd /mnt/
# tar zxvf /mnt2/share/debian_2004_11_03_dist.tgz

で、Linkstation改造のTipsらしいのですが、下記の操作実行
# mv /mnt/dev/ttyS1 /mnt/dev/AVR00
# touch /mnt/dev/ttyS1

で、下記のファイルの /dev/ttyS1 を /dev/AVR00に変更
/mnt/etc/init.d/kuro_boot
/mnt/etc/init.d/halt
/mnt/etc/init.d/reboot

後は、うちのLANの特殊設定を施す
/mnt/etc/networks/interfaces

そして、自分のサブネットを
/mnt/etc/hosts.allow
に追加して、サブネットからのアクセスを許し

/mnt/etc/resolv.conf
に、ルーターかISPのDNSサーバーを追加~

はやる心に余裕があれば、
/mnt/etc/hosts
にも、せめて玄箱君くらいは追加しましょう

で、再起動~
# /usr/bin/write_ok
# reboot

初期状態で、
ユーザー/パスワードが、tmp-kun/tmp-kun
rootが、root
なので、自分をadduserし、rootのパスワードも変更~
で、自分でログインし直してrootになり、tmp-kunなぞdeluser

さて、ここからはサービス設定
その前に、インストールされているパッケージのアップデートしておきましょう。
apt-get update  でパッケージリスト更新
apt-get upgrade で、パッケージ更新

さぁ、apache1, samba3, webmin1のインストール
しかし、debianのstableなパッケージはsamba2, webmin0.xなので、testingからゲットせねば。

つうことで、
/etc/apt/sources.list
のtestingのコメントアウト,外しましょう。さらに心に余裕があれば、ご近所のringサーバーから落とすよう、sources.listを設定しておきましょう。(最初にやれって?)

んで、testingのリストでバージョンを見ながら、
apt-get install =
で、パッケージ追加。
apacheとwebminのモジュールも、一つずつ選ぶ

んで、とどめに
apt-get update
apt-get upgrade

/etc/webmin/miniserv.conf
で、localhost以外からも(ワシの場合は自分のサブネットから)allowするようにして、https://黒箱IP:10000からsamba設定。

dfすると
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/hda1 2.0G 357M 1.6G 19% /
/dev/hda3 72G 17G 55G 23% /mnt
と、内蔵したHDDは/mnt にマウントされているので、/mnt 以下に共有ディレクトリを掘ってwebmin-sambaで指定。

で、なんかもっさり感があるので、Bstyleさんの説明

ここまでで一応は起動するのですが、topを叩くとCPU占有率が異常に高いプロセスがあります。
どうもボタン関連のDeamonらしいのですがこいつが/dev/ttyS1をみにいってるためみたいです。

にあるとおり、/usr/sbin/kuroevtd なる、デーモンがえらくCPUを占有しております。

/dev/AVR00を参照するkuroevtdを作成
作成するために、gccとlib6-devをインストール
kuroevtd.cの
#define DEVICE”/dev/ttyS1″

#define DEVICE”/dev/AVR00″
に書き換えて、make

makeしたら、/usr/sbin/kuroevtd を killして、入れ替え
で、reboot

すると、もっさり感が消えて、サクサクに。

これで、WinXPからもMac OS Xからもsambaで、ファイル名が化ける事無くファイル共有出来ました。debianに換えたら、オリジナル玄箱より、レスポンスが良くなりました。AirMac経由でのムービー再生も、サクサクです。

玄箱/Linkstationをhackされた有志のみなさん、debianバイナリを作ってくれた先輩方、ありがとうございます。

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