靴 – 完全なる調和@ABC MART 2F

やっと靴を購入。結局、フォーマルとカジュアルを1足ずつ買う事に。メーカーはよく分からないけど、きっちり作ってある。昨日同様、7月にROCKPORTを買ったABC MART新宿店2階で今日も靴を見ていたら、「こんにちは」と、昨日とは違う店員さんが寄って来る。

ワシ:「黒のフォーマルとカジュアルを揃えたいんですが」
店員:「はい、たしか28cmでしたよね」
ワシ:「!」
店員:「お忘れですか? お履きになっているROCKPORTをお薦めした者です」
ワシ:「おお!」
まずワシを覚えてる事、そして売った靴、さらにはサイズまで覚えていることに驚愕。ワシなんか、寝たら忘れるがな。

ワシ:「昨日も1時間迷ったんですが、いい革靴無くて…」
店員:「何がお気に召しませんでしたか?」
ワシ:「薦められたのは先が尖ってて、蹴つまずきそうで。で、この茶を持っているので、同じ靴の黒にしようかなぁと」
店員:「分かりました」
ワシ:「う~ん、きついなぁ」
店員:「一つ上のサイズと、同種の先の四角いのを探してきますけど、その間、これ履いてもらえます?」
と、ノーマークの靴を渡される。

ワシ:「ん?」
店員:「皮も柔らかいし、先もゆったりですけど、出過ぎてなくて蹴つまずかないのでお気に召すと思いますよ」
どれどれ..ナニーーーー! 軽いし、足を包み込む様な皮のフィット感だし…5秒で決定。
ワシ:「あ、探しに行かなくていいですよ。これに決定」

カジュアルな方も、おすすめを3点提示してくれて、さっくりと特色を述べて、総合的には7月にお薦めしたROCKPORTですと言うので、もう薦められるがままに黒を購入。

距離の取り方、話の間の取り方、好みの抽出力…すごい。7月のROCKPORTの衝撃といい、今回の革靴の衝撃といい、この店員さん、ただ者ではない。マニュアルの応対云々と文句をつけるのと次元が違う能力だ。靴屋さんのプロ中のプロだね。

支払いをしている間、レジの隣で昨日の店員が苦笑いしてた。
昨日の店員も、今日の店員の実力を認めてるに違いない。

帰り際
ワシ:「○○さん(店員さんの名前)のおすすめ、いつもピンポイントで素晴らしいですね。この前のROCKPORTといい、今日の革靴といい。」
店員:「ありがとうございます。お客様に合う靴をお薦めするよう努めていますが、難しいです。今回はたまたま合ってよかったです。次もいいモノを探せるよう努めますので、今後もよろしくお願いします」
…押しすぎず、引きすぎず、調子に乗りすぎず、謙遜しすぎず…その間の取り合い、ひょっとしてチミは北斗四兄弟のトキかね?子供を抱けば、楽々シェルターに入れただろう疑惑が残るトキかね?

…うれしいじゃないの、いい店員に出会えて、自分にぴったりの靴に出会えるのは。

と言う事で、靴を買うなら新宿のABC MARTの2階の黒ぶち眼鏡の店員さんがお勧め。
モノ選びのやり取り、靴への愛情…全てがいい距離で共存してます。

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