暗中模索コミュニケーション

帰宅時、駅前でバスに乗る。エンジンはかかってない。とても静かな車内だ。
運転席に行き、50cmの距離で話しかける。

 ワシ:「5000円のバスカードください」
運転手:「…ぃ…し..」
 ワシ:「?」

運転手さん、バスカード抜き出す。ワシ、1万円札渡す。
なぜか運転手さんは1万円札を掴み、凝視して固まってる。
てっきり偽札と疑われてるのかと思い、

 ワシ:「新しい1万円札です」
運転手:「…た…かな?」
 ワシ:「え?」

運転手さんは、優雅に千円札を数えてるけど、2枚しかない…。
運転手さん、ブツブツ自分の中の他人と相談しながら悩んでる。
運転手さん、カバンの奥に高額紙幣発見。顔が少し色づく。
が、1万円札で、運転手さんがモノクロに戻る。

ワシ、ここで、おつりがなくて悩んでいるのだと気づく。

 ワシ:「おつりないんですね? じゃあ、いいですわ」
運転手:「…みません。 ニヤッ」

若かりし頃のワシなら、ここで超サイヤ人になってたことだろう。

まず、何言ってるのか全く聞こえない。
どういう状況か、全くワシに伝わってこない。
ワシが目的を果たすのに、何が問題なのか全く検討つかない。
先方は唯一の問題解決方法を知っているはずなのに、行動しない。
ワシが目的をあきらめるのが一番楽。

こんな事があったバスで、問題発生回避の事を考える。

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