懲りずに通った碧麗春 東京上海倶楽部の、麻辣麺。味が変わってしまっても、いつかあの味に戻るのではないかと通いつめた麻辣麺。嗚呼、麻辣麺、麻辣麺。
長い事、我らペコポン辛辛軍団を魅了した、新宿で一番おいしい辛い料理である「麻辣麺」は、突然味が変わってしまい、長い事戻って来なかった。
・料理長の他店移動説
・いじめに耐えられず辞めた調理師説
・ビザなし労働で強制送還された調理師説
・敏腕調理師の独立説
いろいろ、心のアンバランスを解消するために理由を探しました。我らペコポン辛辛軍団、最近引きずっている心の陰は、全部、麻辣麺を失ったショックだったように思う。
先月、ふらりと寄ったら、あの味が復活してた。我らペコポン辛辛軍団が結束していた、あの夏合宿の再来。
店員さん捕まえて、聞いてみる。
ワシ:「最近、昔の麻辣麺に戻ったねぇ。」
店員:「最近、戻って来たんですかねぇ。」
ワシ:「今日は誰が作ったの?」
店員:「あの、一人だけ帽子かぶっていない人です」
と、指差したその先には…麻辣神が。いましたよ。
ワシ:「あの方は、いつもはこの店にはいないんですか?」
店員:「いますよ。でもね、鍋扱うのが面倒くさいっていって、前菜ばかり作ってるんですよ」
一同:「なんだって~!!!!」
店員:「でも、金曜日だけ鍋作る人が休みなので、しょうがないので鍋料理を作ってるんですよ」
ええ、そうです。ワシらは、麻辣神が
鍋料理 ( ゜Д゜)マンドクセー
って理由だけで、新宿の辛旨いモノを目指して彷徨い、悩み、苦しみ、そしてバラバラの道を歩む事になっていたわけで。
一緒に行ったK島君、いぐっちさん、皆、納得してました。皆、同じ事を想いながら、鍋に向かってました。
いい顔してたよ、君達
会計前、いぐっちさんの店員さんに放った、羽毛が触れるような優しさの「ごちそうさまでした」のスマイルは、彼が会議時に眠りに落ちる寸前の菩薩の顔でした。
店員:「この麻辣麺を食べたいなら、金曜日ですよ」
アメリで、証明写真のアノ男が実は整備士だったのを発見したのに似た、心の調和を感じました。
まぢで救われたヨ。