巴里のタクシー

会社から空港までは、いつもタクシー。
前回は先代E-Classだったが、今回はVWの現行Passat。黒の内装に、青の各種インジケーターが格好いい。レザーシートで、再度「せ・ぼ~ん」な雰囲気だったが、金曜夜7時のパリの交通事情は最悪。しかも、開催中のExpo会場の脇を抜けて行く道で、車で道が詰まってる。パリ市内を抜けるのに1時間かかった (T.T

このタクシーの運転手さんがアフリカ系の移民で、ものすごくなまってて、Rが全部「る」。例を挙げると「だっこる」、「おんこる」、しまいには「けるうる う゛ぉっとる あびおん?」。仏語の本に載ってる様なひらがなの発音で分かりにくかった。

もちろん、会話も噛み合ない。

運ちゃん「どこに住んでるんだ?」
ワシ「日本だよ」
運ちゃん「パリにいたのか?」
ワシ「いや、レンヌに2日だよ」
運ちゃん「2年も!」
ワシ「いや、2日だよ」
運ちゃん「2年か~」

この運ちゃんは、暇になると携帯電話で友達と話し始めるし、SMSうち始めるし、坂ではエンストバリバリ、分岐点ギリギリで100km/h超で車線変更と、飛行場まで無事にたどり着けるかとヒヤヒヤ。

なんか小さい頃に、言葉がわからなくても一生懸命会話しようと頑張ってた友達みたいだった。そいつとドライブしているみたいで楽しかったな。純粋な彼の幸いを想わずにはいられない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です