名古屋出張

今日は、日本認知科学会で活発に活動をされている豊田市の中京大学情報科学部認知科学科に研究のお話を聞かせていただきに行きました。

もう暑かったです。あまりにも暑くて耐えられないので指輪を外しました。暑かった以外、特に理由も目的もありません。ないはずです。

8時に家を出発し、FOMAが全く繋がってくれない(F900iTのBT経由でも、P2402でも全く駄目でした)東海道新幹線と名鉄を乗り継いで校門に付いたのが12時です。20年ぶりに名古屋の地を踏みました。親父の同僚にトヨタの工場を見学させてもらって以来の名古屋です。新幹線を降りて目に飛び込んで来たのは「太閤通り」。プッチ神父(JoJo第6部)の「人間は重力を持っていて、互いに引かれ合う」と言う言葉を思い出しました。

さて、浄水と言う駅が最寄り駅で、前日の夜も新幹線の中でも「昼は浄水で名古屋名物を食べるぞ」と心を躍らせてたのですが…


駅以外、見事に何もなし…。
スクールバスに乗って大学の学食に行くものの、プリペイドカードでしか買えないみたいなので、コンビニのサンドウィッチを食べました。

そして1時から5時まで、みっちりご指南を頂き、注力する方向性と学問的に重要な所を合致させる事ができそうです(何年かかるか分かりませんが…)。再来週の学会が楽しみです。

帰りは絶対に名古屋名物を食べてやると決めてたので、新幹線に乗る前に名古屋ビルヂィングに行きました。そこで「名古屋名物みそカツ」の文字を発見。花ごろもに迷わず飛び込んで頼みました。

旨いです。肉もジューシーで、みそソースも濃くて。でも、なんかモノ足らないような。次は調べてから、みそ串カツ行きたいと思います。ビール行きたかったですけど、酔うと帰るのがかったるくなりそうで自粛しました 😀

しかし、名古屋滞在中に名古屋弁を一回も聞きませんでした。電車のアナウンスは標準語と英語。行きの名鉄では南アジア系の2人組の会話。大学では標準語。みそカツ屋ではなぜか周りは大阪からの出張組。みやげもの屋では、なぜか生八つ橋や、うなぎパイまで売ってるし。岡崎出身の知り合いのような「濃い名古屋」を期待してたのに残念です。

帰りの切符を買うとき、「京都までは1時間、東京まで1時間半…」。どっちに帰ろうか迷いました。週末だったら迷わず京都ですな 😀

フランス語

今朝は朝からフランス語で、自分のプロジェクトや先週の研究内容を説明する事に…。朝から脳の処理能力を遥かに超える作業をしてしまうと疲労困憊です。

人間、母国語以外の言葉で話そうとすると思考が一時的に低下した状態になると、東大の社会系研究科で認知心理学がご専門の高野先生は研究してます。これを外国語副作用と命名されており、不肖な私めが身を以て証明してます。

俺がこうなら、一日中母国語以外をしゃべってる日本人はずーっと思考が低下している状態なのだろうか? その状態が毎日続くと基礎思考能力も低下するのだろうか? もしそうなら、俺は…。論文読まないと。

東大先端研

今日は会社の先輩と一緒に、東大の先端研の一般公開に行ってきました。

ユアトーン

伊福部先生の、人口喉頭の「ユアトーン」が面白かったです。声の元となる喉頭の振動を発生する小型の装置で、喉を震わせずに話す感じで発声が可能でした。しかも、自然です。

触覚ディスプレイ

同じく伊福部先生のところの、「タッチボイス」も大変面白い試みです。音を刺激に変える装置で、母音や子音で振動する場所が変わり、訓練次第で「こんにちは」や「ありがとう」を感じることができるそうです。ある程度訓練を積んだ方同士で、簡単な意思の疎通できたそうです。今まで視覚、聴覚で感じていたものを触覚で感じられることに、無限の可能性を見ました。

また、超音波で障害物を探知して音で伝える、超音波眼鏡なども応用すれば面白そうです。
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NHK技研公開

さて、遠いお仲間? のNHK技研公開に行ってきました。
お家柄、放送技術ばかりですが、いろいろ転用できそうです。

総合情報端末

デジタルテレビの目指す方向を展示してました。メタデータを利用したサーバー型放送のサービスモックですが、これってVODそのものじゃん。NHKも新サービスを始めるんでしょうか。

この端末の隣に、音声認識や、画像(顔)認識でメタデータを自動作成するシステムが展示してありました。見た目は地味なので写真は撮りませんでしたが、情報レポジトリ作るにはこの技術が肝です。観客の音声の抑揚でハイライトシーンを抽出し、その時のアナウンサーの状況説明で、どのプレイヤーがどんなことを(デモではゴール)したのかというデモもやってました。音声の抑揚で要点を抽出するのは、NTT様も面白いのを作ってました。
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