今日は、みゆきさんと渋谷でデート…
と言うと、かなり語弊があるな。
後輩が光ファイバにしたいというので、飯食って来た。
まず、ついでなのでApple Storeに行ってみた。
なんか、狭かった…そして、とっくに興味を失っているので、なんにも惹かれなかった。
新しいマウスにも触れてみたけど、なんか、「使いづらいな~」ってのが第一印象。
カレー食って、ぶらぶらしてから東急本店によってみたけど…だいぶ奇麗になったな。20年前は、ここに朝一で爺様と屋上の釣り堀につりに来ていて、店員一同に「いらっしゃいませ」と出迎えられてたけど…無論今は挨拶無しです。
おそらくその手の人には有名な、日本酒を230種類そろえている常連のみ入店可の敷居のめちゃくちゃ高い店がある。親父さんが、やくざの様に怖い。無論、ワシはここの常連じゃなく、一見さんお断りムードの店に入った。
でも、実は一見さんじゃないのだ。もう13年前だけど、大学1年の時にコンビニでバイトしている時にここの親父さんが毎日やって来ていた。そして、「おめえは、接客ってのを心得てるのか」等、ワシはよく叱られていた。そこのコンビニに来る怖いお客のTop3は、小指の無い方、白いシャツ着てても何か模様が見える方、そしてその親父さんだった。飲み屋をやっているのは後から聞いて、てっきり他の指の無い方などの組長だと思ってた。
一度はお店に呑みに行きたかったのだが、「おめえみたいな、ひよっこが来る所じゃねぇよ」と、肝っ玉が縮み上がる怖さだった。
13年ぶりの今日、「親父さん、今晩は」と敷居をまたいだら、「おう、よく来たな」と話しかける親父さんは、齢70も越えて老いていた。「ワシ、覚えてます?」と言う問いに、「おお、あそこのコンビニに昔いただろ」と吐き捨てる様に言ってくれた。老いても目が光ってたけど、18歳の頃の学生の時とは違って、ちゃんと接してくれた。
「まぁ、座れよ」と言ってくれた時、涙出そうになった。その後は、昔話やら近況を話し合ったりと、むちゃくちゃ楽しかった。「また来ていいですか?」とお母さんに聞くと、「ああ、いつでもいらっしゃいよ」って。
バイトで社会に出てから、この親父さんを始め、様々な人達に叱られ続けて色々覚えた。今でも叱られ続けていて学び続けている。こんなワシは人を叱れません。
最後は送ってくれる親父さんに、何度も何度も礼をして帰りました。