不審者爆裂粉探索

今日は忙しかった。
朝9時から、サンフランシスコと会議なので8時半出社(泣)
史上最高のできばえで、キュートな方との話がまとまる方向に。

会議が終わったら、昨日電車に忘れた、強力粉、ライ麦の全粒粉、麦芽、ナチュラルイースト探し。
さっそく明大前にある京王線の遺失物センターに電話。

ワシ:「えーっと、あのー、怪しいものじゃないんですが、そのー、1kgづつ分包された小麦粉を探してまして…。いえ、決して怪しい粉じゃないんですよ、ただの小麦粉ですから!」と、いきなり不審者ギアが5速に入ってしまった。オナラも出てしまうが、臭いは伝わらなかったので大丈夫だろう。
おばさん:「…あのぉ、2時以降におかけください。ガチャ、ツー、ツー、ツー」

全力入魂のしくじりである。
そして約束の2時に再度電話。いきなり警察が出るんじゃないかと、ドキドキと待つ。

おじさん:「はい?」
また、しどろもどろで、いかにワシが不審者じゃないか、忘れた粉が普通の粉であるかをアピールしようとすればするほど、おぢさんの冷たい視線が電話線を伝って突き刺さる。

とにかく、忘れ物センターには無いから、最寄りの駅に電話しろとの事だ。
嫌だとつっぱねたら、かわいい小麦粉ちゃんはゴミ箱行きなので、電話した。

駅員さん:「はい?」
ワシ:「いやね、そのね、純粋にパンを焼く粉で、いかにも怪しい梱包だけど、大丈夫なんですよ」と、またまたアクセル全開に。見つからない様で、落胆ムード漂う雰囲気にすっぽり包まれる。
駅員さん:「いやね、ないからなぁ…どうしよう。 あ、そうだ。 京王線が乗り入れている都営新宿線に届いてるんじゃないかな?」

ワシ:「 m9っ`・ω・´) それだ!」

本八幡に電光石火の如く電話すると
駅長さん:「ああ、強力粉と、ライ麦と、麦芽と、イーストね。来てるよぉ」
ワシ:「ああああぉぉぉぉぉ。あった~!」
感激の再会とは、こんな快感なのだろう。

駅長さん:「じゃあ、廃棄する前に取りに来てね」
ワシ:「え?」
駅長さん:「いやね、食料品は忘れ物センターにも届けず、3日経つと廃棄しちゃうのよ」
ワシ:「ええーーえーえーえーー! 新宿に送ってもらえませんか?」
駅長さん:「そう言うサービス、やってないんですよ」
ワシ:「まじっすか…orz」

職場から本八幡まで往復1時間…。
小麦粉の総額1400円。
職場から本八幡までの往復電車賃760円。
悩むのぅ。

明日、柄の奇麗なシャツを素肌に着て、雪駄履いてベンツ運転して取りに行ったら、勾留即取り調べだろうな。

フランケンの優しさ哀しさ噛み締めて今日も明日も一日一善

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