カテゴリー: 科学

また名古屋に日帰り出張。片道４時間。往復８時間。15インチのPowerBookが肩に食い込む…。ちかれたよ。

教授達に説明する前に、院生３人と無駄話をしながら教授達の趣向を汲み取る。ふむふむ、こういう内容が好きなのね、と。プレゼンは80点くらい成功。説明している最中、質問が飴で出来たムチとなって飛んでくる。褒めてもらってるのか、けなされてるのか判断付きにくい事あり。教授達で議論が始まったりとかね、でも、全体的にはまったりとしたモノだったのぅ。燃え尽きたよ。

今回はiPodを忘れたので、注意して電車の中の会話を聞いてたのに…名古屋弁を誰もしゃべってない…。なぜ？　みんな、普通に標準語で話してる。高校の頃の岡崎出身の某氏がワシに放った、
「おみゃーは、ママさんケッタもしらんのけ？　ママさんが乗っている、ケッタマシーンのことだがね。そんなん常識だげ！」
みたいな、きっついのは何処で聞けるんだろう。ニコちゃん大王出てきて～。

# 名古屋、今回はきれいなひと多かった:-D

今日は午後からWireless Japan 2004に行ってきました。有明です。水曜日に30分しか巡れず、ちゃんと見ておきたかったからです。お陰でお世話になっているベンダーさんにも会うことができました。

一通り見てからビッグサイトを出ると、名残惜しげな焼けた空と、金曜の深い夜が、絵の具の様に混ざって辺りを紫色に染めていました。そこに流れる潮の香りを含んだ涼しい夕風。一瞬で、小学校の頃、夏休みの宿題を残したまま遊んでいる、背徳感が混ざるけど充実していた一日の終わりの、甘酸っぱい寂しさの記憶が蘇りました。

情報データベースでしかない記憶なのに、エピソード記憶と言うカテゴリを越えたダイナミックな連想記憶回路を作り、それを紫色の空、涼しい風、潮の匂いと言う視覚、触覚，嗅覚が一瞬にして20年もの歳月を越えて鮮明に思い出させてくれる我々の脳はなんて豊かなのだろう。しかもそのエピソードを「甘酸っぱい」と味覚で表現している。記憶システムの研究はそんな人間の豊かさを紐解く。こんなことを仕事にできるなんて幸せだ。

その後、新宿で先輩と一杯やることに。場所はもう10年は通っている「浪漫房」の兄弟店「陶玄房」。焼酎愛好家の先輩推薦の芋焼酎で合鴨のローストなど、美味しく頂いてました。旧知の方と合流する予定でしたが、多忙のため叶わずに大変残念。また今度、会いたいです。

お酒にも風にも酔えた、いい一日でした
写真で伝えるのはなぜか無粋な気がしたので、各々、自分の情景を描いてくれれば幸いです